市川・真間エリア

メキシカンカフェ＆居酒屋　TAQUITO JAPAN(タキトジャパン)

市川市新田3-17-9

可愛い「ガイコツ」のイラストが目印。
カウンター席とテーブル席がある。
奥にもテーブル席が。
メキシコの伝統文化“死者の日”に使用される、カラフルにペイントされたガイコツが店内にも。
メキシコの装飾品。
鳥かごを模したライトには赤い鳥が。
店内の壁にディスプレイされた、メキシコに多く生息する“ハチドリ”と“ヤモリ”のマスコット。ヤモリの表情が愛らしい。
メキシコといえばサボテン。さまざまな形のサボテンが並ぶ。
入り口右手にメキシカン雑貨が並ぶ棚がある。
メキシコ、ケレタロ州のオトミ族の民芸作家が生み出した、今ではメキシコ中で売られている人形。名前は「LELE(レレ)」。ベイビーという意味がある。
小物入れや置物、ハチドリのビーズキーホルダ、サンダルなども販売。

ドアを開ければそこは“メキシコ” 市川・新田で味わえる本場メキシコ料理

JR総武線市川駅南口から徒歩約13分の住宅街にあるのが、「メキシカンカフェ＆居酒屋　TAQUITO JAPAN(タキトジャパン)」。メキシコ人のアルマンザ・ロヘリオさんと日本人の小谷野小百合さんご夫妻が経営するメキシコ料理専門店です。オープンしたのは2020年11月16日。もともとは、オーストラリアのメルボルンでメキシコ料理店を営んでいました。当時はトリップ・アドバイザーのメキシコ料理部門で１位を獲得する人気店だったそうですが、就労ビザの関係で日本に帰国し現在の場所にオープンすることに。市川でお店を始めた理由は、以前、ロヘリオさんはコンラッド東京でシェフの仕事をされていて、その当時住んでいたのが通勤に便利だった市川だったそうです。住んでいる人が穏やかで、町もキレイなこの町が気に入っていたこともあり、市川・新田をお店の場所に選んだそうです。

店名の「TAQUITO JAPAN(タキトジャパン)」の“TAQUITO(タキト)”は、メキシコ料理の代表格の「TACOS(タコス)」と、スペイン語で“可愛らしい”とか“小さい”という意味を持つ「ITO」を合わせたものなのだとか。オーナー夫妻には、「本場のメキシコ料理やお酒を、もっと日本の方に知ってほしい。メキシコ料理を日本で広めたい」という強い思いがあります。

店内には、メキシコの装飾品がセンス良くディスプレイされています。料理で使われる器も店内で流れる音楽もすべてメキシカン。お店のドアを開くと、そこはまさにメキシコ。店頭ではメキシコ雑貨も販売しています。カラフルな色使いはメキシコならではのもの。食事の後、手にとって見てお気に入りがあれば、お土産に購入できるのも「タキトジャパン」に来店する楽しみのひとつです。

さまざまな具を挟んでいただく「パストールタコス」(左2個)、「コチニタトスターダス」(中2個)、「カンペチャノ」(右2個)。
目玉焼きを絡めていただく「ミックスチラキーレス」(チキン・目玉焼き)。
お米がぎっしり！食べ応え十分の「ポークブリット」。
「メキシカンおつまみ5種盛り合わせ」。
「タコス」。
「ビーフチラキーレス」。
「コチニタトキターダス(ポーク)」。
「パストールタコス」。
さまざまな種類のテキーラを用意。
ドクロのキャップがインパクト大。
右から「コロナビール」、「ドスエキスアンバー」、「モデロエスピシャル」。
アメリカ大陸最古のワイン産地・メキシコの「ラセットプティシラーメキシコ」(赤・左)と、「ラセットソヴィニヨン・ブランメキシコ」(辛口/白・右)。
花瓶かと思いきや実は“ヤードグラス”。

タコスやブリトーをはじめメキシコ料理が満載！テキーラなどドリンクの種類も豊富

“メキシコ料理＝辛い”という先入観がある人も多いのではないでしょうか。かく言う私もその一人でしたが、実はこれは完全な思い込みでした。

「メキシコ料理は辛いというイメージを持っている方は多いと思いますが、メキシコ料理自体は辛くありません。お料理と一緒に提供するサルサソースをかけて自分好みの辛さでいただくのが、本来のメキシコ料理です」と、小百合さん。このことばを聞いて辛い料理が苦手な私は安心しました。

今回の取材時にいただいたのが下記のお料理でした。

①　　タコス2種類

【パストールタコス】トウモロコシの粉でできたトルティーヤ（タコスの皮）に、様々なスパイスでマリネした、ポーク、パイナップル、オニオン、コリアンダーをトッピングしたもの

【カンペチャノタコス】トルティーヤに、自家製メキシカンチョリソー、アサダ肉、コリアンダーとオニオンをトッピングしたもの

②　　トスターダス

【コチニタトスターダス】ユカタン半島の代表的な一品。たくさんのスパイスをまぶした豚肉をバナナの葉で包んで焼き上げたトスターダとフリフォーレスの上に乗せ、赤玉ネギのピクルスをトッピングしたもの。

【チラキーレス】トルティーヤのフライを、緑トマトと唐辛子のソースでからめた料理に、玉子焼きをトッピングしたもの。

【ポークブリトー】焼き立てのトルティーヤに、ライスやスパイシーポークを入れて包んだボリュームたっぷりの料理。

どのお料理もまったく辛くありませんでした。辛いものが苦手という人でも普通に美味しく食べられます！

「いろいろなものを味見してみたいけれど、どれを頼んでよいかわからない」という場合は“シェフおまかせ”でオーダーもできます。冷前菜・サラダ・温前菜・タコス・肉ものやトスターダスなども楽しめるそうです。

メニューの冷前菜のカテゴリーの中に「シーザーサラダ」があり、“メキシコの代表的なサラダ”と書かれた一文にも驚きました！　ミックスレタス、パルメザンチーズ、ベーコンをシーザードレッシングでいただくタキトジャパンのシーザーサラダは、追加オーダーで「コーンチップス」、「サワークリーム」、「ハラペーニョ」をトッピングできます。

お酒の種類も豊富で、テキーラは熟成しないものから1年以上樽で熟成したものまで取り揃えています。メキシコ映画などの影響で、テキーラはショットグラスで一気に飲み干すイメージが強いのですが、グレードの高いテキーラは、お料理と一緒に少しずつ飲むのが本来の飲み方なのだとか。テキーラの他にも、メキシコビールやメキシコワイン、メキシカンソフトドリンク「ハマイカウォーター(ドライ・ハイビスカスで作る甘酸っぱい飲み物)」などもあります。

ランチは1000円～1600円。ディナーはいろいろなお料理をシェアしながら、お酒を飲んで4000円～5000円。美味しい本場のメキシコ料理をカジュアルな雰囲気の中でリーズナブルに味わえる「タキトジャパン」。メキシコの世界を体験してみる価値ありです。